Lee

彼の作品から感じるもの。それは一言でいうと“夢”なのではないか。

ファッションに夢を感じる。彼はずっと夢を与えて来た。

それは、現実から離れ非現実の世界にトリップ出来るもの。
ファッションを志すもが一度は憧れる、夢見る世界。

それもファッションの大いなる魅力であり力。
こころと身体と社会を結びつける役割としてのファッション。

当たり前のように人は人間そのものに絶え間ない興味を持ちつづけ、
身体を演出する事への情熱も果てしない。

その対象として身体があり、
その可能性を具現化するものがファッションであった。

究極の身体を母体とした装飾美。身体を母体とした究極の美の術。
彼は世界でも数少ないその術を持ち、
人々のその究極体の美を見たいと思う欲望に答えていた。

夢を与えていた。
そして僕も与えられた一人だった。

最近そのような意味での、ファッションに夢を感じる事が少なくなって来たのではないか?

ファッショナブルなデザイナーは沢山いる。

現実の中での、そして現実逃避したくなる日々に、
ちょっとばかしの夢と、ちょっとばかしの幸せに、楽しく生きていくための服は沢山ある。
それはすばらしい事だと思う。

しかし彼のような、究極なまでの身体表現が出来、人々に夢を与えるデザイナーはほとんどいない。

僕が若い頃、
ファッションそのものから可能性を感じ、夢を抱き、感動した。

その中の一人が彼だった。
数年前、ほんの少しだけ、彼のコレクションの手伝いに狩り出された事がある。
ショーの何日か前。もう彼はパリに経った後だった。

へたくそな僕がチクチクとショーピースを縫った。
正直、その時はこれでいいのか?と思っていた。

しかし、後日ショーの写真を見たとき、衝撃的だった。
美しかった。

マックイーンマジック。

僕は思った。これがマックイーンなのだと。

彼はすべてを夢の中に引きづり込み、美しくする術を持っていた。
多くに人に感動を与えたに違いない。
まさしく“美術”だった。


ファッションへの夢。

大切なものを学びました。
これからも忘れてはいけません。

そして、僕たちは伝えていかなければいけません。

ありがとうございました。

山縣





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